Piece of Cake

マイク2本で音楽を作る世界最少アカペラユニットPiece of Cakeのオフィシャルブログ

いよいよ明後日からツアー
【the way we are】がスタートします。

どんなツアーになるやら期待や不安で胸いっぱいですが、どの会場でもお越し頂いた皆さんが楽しんで帰ってもらえるよう全力でお届けしますので待ってて下さいね!!

僕がPoCに加入して半年と少しが経ちましたが、毎日が音楽はもとより人間的な成長を必要とされることの連続です。

そしてそれが楽しくてしょうがないです^o^

未来にどんな地図を書いていけるか!

これを読んでくれてる皆さんも僕達と一緒にPoCの航海を楽しんでくれたら嬉しいです。

次は気の利いた写真の一つもあげますねw

先日の北海道滞在にまつわるブログをMaL氏がアップしましたが、僕も一読者として楽しく読んでしまいました。

僕も滞在中のことを書きます。


今回の滞在中ライブやイベント出演以外の時間にレッスンやバンドクリニックをさせてもらったんですが、レッスンでとても印象に残ったことがありました。

滞在最初の週にレッスンを受けてくれたうちの1人の大学生(仮にT君としましょう)が「もっとやりたい」と最終日にもう1度レッスンを受けてくれました。

その最終日のことなんですがまずはおこりから。

先日MaLもブログで触れましたが、初回はT君を含む3人のクラスで、皆年は違えど全員ボイスパーカッションをやっている大学生でした。

ボイパのレッスンになるなら、MaLはともかく僕は何をしたら良いのかな…と相談しつつギターを持って臨みました。

レッスンは、
この音はどうすれば良いのですか?
のような質問に始まり、
グループの中でボイパはどうあるべきか?
なんて突っ込んだことまで、
多岐に渡る内容でした。

その中で課題曲を僕が弾き語りしながら一人一人セッションをしました。

経験年数によるスキルの差はあれど、
フレーズからノリから得意なこと苦手なことまで三人三様でした。

レッスンをしている立場でありながら色々勉強させてもらったなぁ…。


さて、その時T君はマンツーマンでもっと突っ込んでみたいと思ってくれたそうで、最終日にレッスンを予約してくれました。

それから、何を彼に伝えることができるだろうかと考えながら2度目のレッスンです。

こちらは2人、対して彼は1人。

とても緊張してました。

前半はMaLによるボイスパーカッションのかなりかなりマニアックなとこまで掘り下げた話。

ここまでドラムやパーカッションを分析して自分のプレイにフィードバックしているのか?

と、実は僕も唖然とするほどマニアックでした(; ̄O ̄)

そして後半は初回よりもこれまたかなり突っ込んだセッションでした。

前回同様、僕がギターを弾き語りながら一緒に音を合わせていくのですが、バラードやファンキーなもの、幾つかのパターンを演奏しました。

勿論T君は必死について来ます。

なかなかしっくりきません。

アドバイスして再チャレンジ。

少し音が変わってきました。

でも彼自身はしっくり来てない様子。

「音を合わせるってどういうことなんですか?」と聞かれました。

厳密に言えばそれは、
音量やリズムやアクセントやタイミングや色々な要素をその瞬間毎に聞き分け予測しながら、乗ったり攻めたり引いたりすることなんでしょう。

が、T君に聞かれるまで『厳密に言えば』の部分を良くも悪くも忘れてました。

勿論今の僕はまだまだ若造だし、毎日勉強で、道の半分にも達してないという思いはありつつも、今の彼の疑問を必死に考えてた自分の20代を思い出しました。

音楽も生き方もひたすらもがいていた当時より今はだいぶ自然体になれてる気がします。

何かに必死になることで自分を知り、人を知り生きることを知る。

プラスもマイナスも全て自分をつくる元になるからありのままを受けとめて噛み砕け。

いつも僕自身に言い聞かせている言葉ですが、
彼より少しだけ先輩の僕から送りたい言葉でもあります。

ちと脱線しました。


そんなこんなでレッスンは終了しましたが、
T君は「頭がいっぱいです」
とかなりお疲れでした(; ̄O ̄)

僕らも精一杯やってクタクタでしたw


音楽と人生にはどこまでいっても終わりがないという恐ろしさとそれ以上の魅力があるってことを再確認しました。

だからやめられないんだな。

本当に今回の北海道素晴らしい出会いと経験がいっぱいでした。

T君次会う時は今日よりいい音出し合っていい酒飲もうぜ!!

字ばかりだったので宿近く豊平川の早朝の風景を1枚w

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昨日のブログ「北見で僕が見たもの1」ですが、予想以上にたくさんの方にご覧いただきました。本当にありがとうございます。
昨夜は北見という道東の街でアカペラに励む北見工業大学のアカペラサークルACEの二人との前夜祭の話でした。
一夜明けていよいよワークショップ(WS)・ライブ当日です。

お昼頃にホテルを出てタクシーで北見工業大学へ。
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ちょっと早めに着き、WS会場の講堂の前へ車をつけてもらうと
待ち構えていたかのように中から十数人のサークル員の皆が走り出てきてくれました。

なんと13時からのWSに備え10時から皆で準備をしてくれていたとのこと。
嬉しいじゃないですか。皆の顔がハツラツとしています。
さてじゃあ中に入ろうとすると言いづらそうに
「みんな食事をとらずに準備をしていたので、WS前に食事をしていいですか?」

なんだそれなら皆で食べよう!
一緒に学食に連れて行ってもらいました。久しぶりの学食の雰囲気にテンションが上がります。
皆で食事をしながらワイワイと他愛もない話をし、その後少し休憩を挟んでいよいよWSが始まりました。

いざ始まると、皆本当に真剣にWSに臨んでくれました。

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先輩のグループ、”はっとトリック”をクリニックしながら皆でその変化を勉強します。
まず、彼らに一曲歌ってもらいました。その曲はゴスペラーズさんの「ひとり」。
いや、本当に良かった。既に良かった。
もちろんもっと良くなるんですが、この曲をめちゃくちゃ大事に歌ってきたんだなというのがひしひしと伝わってきます。このグループ、すごいのが「ひとり」を歌うときだけピッチを取らなくてもスタートできるんです。他の曲は音を取らないと始められない。
「ひとり」に関しては歌いすぎて体が覚えているそうです。どれだけ歌い続けてきたんでしょうか。

僕らのWSは上手くなるテクニックというより、自分たちの今持っている力を
もっと音楽に活用できるってことを知ってもらうWSです。
ステージに上がり、彼らが歌っている横で色々な方法で彼らの歌に絡んでいく。
そうするとどんどん変わっていくんですね。出ている音が。
面白いですよ。みんな必死で付いてくるんです。新しくなった自分たちの音に驚きながら。
聞いている後輩達も「変わった!」と驚いてくれる。
本当にやりがいのあるWSでした。

ところで、WS会場になっている講堂。
ここが昨日の記事でも書いた、
「彼らの埋めたい300席」です。
見回すとかなり広く感じます。ここを彼らの歌を聴きに来た地元の皆さんで埋める。
もしその日が来るなら、絶対に僕もそれを見たい。
それを見られるならそのために北見に足を運びたい。
彼らの横で舞台に立ちながらそんな風に思いました。

その後、歌とボイスパーカッションに分かれてそれぞれのレッスン。
再度合流した時、皆さんいい顔をしていました。
レッスンさせてもらったこちらが本当に気持ち良くなる空気感でした。
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最後に皆で一枚。
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ACEの"A"。

纏める文才がないので長くなりますね。
でも僕の忘備録としても、彼らとのことをしっかり順を追って書きたかったのです。
この日の夜に北見ライブが待ち構えています。まだ続くんです。
明日の朝一で熊本に飛びます。明日の更新は難しいかもしれません。
でも必ず書きます。

飽きずに読んでくださる方、さらにもう一記事だけお付き合いください。


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