昨日のブログ「北見で僕が見たもの1」ですが、予想以上にたくさんの方にご覧いただきました。本当にありがとうございます。
昨夜は北見という道東の街でアカペラに励む北見工業大学のアカペラサークルACEの二人との前夜祭の話でした。
一夜明けていよいよワークショップ(WS)・ライブ当日です。

お昼頃にホテルを出てタクシーで北見工業大学へ。
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ちょっと早めに着き、WS会場の講堂の前へ車をつけてもらうと
待ち構えていたかのように中から十数人のサークル員の皆が走り出てきてくれました。

なんと13時からのWSに備え10時から皆で準備をしてくれていたとのこと。
嬉しいじゃないですか。皆の顔がハツラツとしています。
さてじゃあ中に入ろうとすると言いづらそうに
「みんな食事をとらずに準備をしていたので、WS前に食事をしていいですか?」

なんだそれなら皆で食べよう!
一緒に学食に連れて行ってもらいました。久しぶりの学食の雰囲気にテンションが上がります。
皆で食事をしながらワイワイと他愛もない話をし、その後少し休憩を挟んでいよいよWSが始まりました。

いざ始まると、皆本当に真剣にWSに臨んでくれました。

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先輩のグループ、”はっとトリック”をクリニックしながら皆でその変化を勉強します。
まず、彼らに一曲歌ってもらいました。その曲はゴスペラーズさんの「ひとり」。
いや、本当に良かった。既に良かった。
もちろんもっと良くなるんですが、この曲をめちゃくちゃ大事に歌ってきたんだなというのがひしひしと伝わってきます。このグループ、すごいのが「ひとり」を歌うときだけピッチを取らなくてもスタートできるんです。他の曲は音を取らないと始められない。
「ひとり」に関しては歌いすぎて体が覚えているそうです。どれだけ歌い続けてきたんでしょうか。

僕らのWSは上手くなるテクニックというより、自分たちの今持っている力を
もっと音楽に活用できるってことを知ってもらうWSです。
ステージに上がり、彼らが歌っている横で色々な方法で彼らの歌に絡んでいく。
そうするとどんどん変わっていくんですね。出ている音が。
面白いですよ。みんな必死で付いてくるんです。新しくなった自分たちの音に驚きながら。
聞いている後輩達も「変わった!」と驚いてくれる。
本当にやりがいのあるWSでした。

ところで、WS会場になっている講堂。
ここが昨日の記事でも書いた、
「彼らの埋めたい300席」です。
見回すとかなり広く感じます。ここを彼らの歌を聴きに来た地元の皆さんで埋める。
もしその日が来るなら、絶対に僕もそれを見たい。
それを見られるならそのために北見に足を運びたい。
彼らの横で舞台に立ちながらそんな風に思いました。

その後、歌とボイスパーカッションに分かれてそれぞれのレッスン。
再度合流した時、皆さんいい顔をしていました。
レッスンさせてもらったこちらが本当に気持ち良くなる空気感でした。
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最後に皆で一枚。
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ACEの"A"。

纏める文才がないので長くなりますね。
でも僕の忘備録としても、彼らとのことをしっかり順を追って書きたかったのです。
この日の夜に北見ライブが待ち構えています。まだ続くんです。
明日の朝一で熊本に飛びます。明日の更新は難しいかもしれません。
でも必ず書きます。

飽きずに読んでくださる方、さらにもう一記事だけお付き合いください。